MIDI/MP3など音楽データの種類について

MIDI

MP3



MIDI


MIDI(ミディ)ファイルとは?

シンセサイザーやパソコンに付いているシンセサイザ機能(一般的に“MIDI音源”などと呼ばれています)を使って自動演奏させるための、いわば「楽譜」のようなものです。

※ここではSMF(StandardMIDIIfile)のことを差しています。ノートデータなどの他にコントロールチェンジやSYSEXなどを含み、一つのファイルでセッティングから演奏までを出来るようにしてあるファイルです。

MIDIデータを聴く為には何が必要?

まずは上述のMIDI音源がないと音は出ません。メーカー製のパソコンであればサウンドカード内臓音源、ソフトウェアシンセ等がはじめから用意されている場合が多いですし、専用の外部サウンドモジュールなどを使って音を出す方法もあります。

その他にMIDIプレイヤーソフトが必要です。MIDIファイル(SMF)を読み込み、MIDI音源に演奏をさせるソフトです。しかし一般的なOSをお使いであればMIDIプレイヤーは標準で付属しているはずです。
(MacならQuickTime、Windowsならメディアプレイヤー等)
MIDIプレイヤーはMIDIファイル(SMF)を読みとり、音源へ音を出す指示をします。
指揮者と演奏者、または演奏者と楽器の関係に近いですね。
(ちがうか^^;?)


GM・GS・XGって何?

MIDIデータは単に演奏を指示するだけのデータですのでファイルサイズも小さく、気軽に利用されていますが、演奏させる音源の種類や、後述する細かな仕様の違いによって、演奏のされ方やクォリティに相当な差が出てきてしまいます。

MIDI(SMF)の中には細かい仕様があります。各社共通の一番基本的な“GM(GM2)”仕様、そこから各メーカーが各々発展させたGS(Rorand社製品等)、XG(YAMAHA社製品等)仕様などがあります。

悲しいことに、どのような音源でもそつなく聴けるように作れば作るほど、単純な演奏になってしまいます。そのためMIDI作者の一部は、再生する音源の仕様や機種を限定して製作しているようですが、このような作品の場合、指定された仕様や音源で聴かないと、作品の真価は全く判りません。

そのためここでは、同じ曲でも幾つかのタイプに分けて掲載しています。
また、他のサイトでもデータのタイプを選べる場合は、なるべくお使いの仕様に合ったMIDIファイルを選ぶと良いでしょう。
(お使いの音源の仕様がわからない場合、とりあえずGM仕様に合わせて作られた作品を聴けば問題ないと思います)



MP3

MP3とは?

音源に演奏をさせるためのMIDIデータとは違い、“音そのもの”を記録(録音)してあるデータファイルです。そのため作者が意図した、ほぼそのままの音を聴くことができます。
(ファイルサイズが大きいのが難点です)

ここでは製作に使用したシンセサイザ等によるMIDI演奏をレコーディングしてMP3にしています。
MIDIファイルでは音源や環境の違いにより、演奏に大幅の狂いが生じてしまうために用意いたしました。


MP3を聴くには何が必要?

パソコン上で聴くのであれば、サウンドボードなどを含め、スピーカーなどオーディオを再生するための機能一式と、MP3を再生することが可能なプレイヤーが組み込まれている事が必要です。しかしメーカー製等の、一般的な構成のパソコンをお使いであれば、これらは標準で付属している場合が殆どです。