8月6〜7日



 

北海道は熱帯夜

9本目の列車 6981D(快速 ミッドナイト号札幌行)
函館23:30-苫小牧5:25

乗車時 5時間55分

海峡13号は、無事函館駅に到着した。はるばる来たぜ函館・・・と浸るのは後回しにして、快速ミッドナイトが待っているホームへと駆け足。ちなみに走っているのは僕だけではない。先ほどの海峡号で懲りているのだろう、考えていることは皆同じなのだ(笑)。

ああよかった〜。窓側は無理にしても、なんとか“イス”には座れそうだ。4人掛けのボックス内に、若い男性がひとり座っている。

「ここ、よろしいでしょうか?」

「あ、はいどうぞ」

よかった(^^)。荷物を網棚に置き、一息ついた。
それにしても、どういうわけか蒸し暑い。北海道で、こんなに暑い夜はめずらしいなと思う。

まったくといっていいほどのオリジナルを保ったキハ56。昔の夜行の雰囲気そのままだ。

きゅる!がらがらがらがら・・・・・・・

ディーゼルエンジンがかかり始めた。
うーん、良いなぁこの音。やっぱ気動車はこうじゃないとなぁ。

コロン、カラカラカラァ・・・・
コロン、カラカラカラァ・・・・・

首を回すたびに、なぜか周期的に音を出す扇風機。カバー中央には、懐かしい「JNR」のマークが刻印されている。

・・・・・突然だが、僕は小学校のときにマンガを書いていた(笑)。
松本零士のマンガ・『銀河鉄道999』を思い切り模倣したような設定とストーリーで、今読むと、顔から火が出るほど恥ずかしいシロモノだ(^^;)。その『銀河急行 星空一号』(うわぁ・・*^_^*)へ登場させていたのが、キハ58である。
そんなわけで、58の北海道仕様とも言えるこの車両には、少なからぬ思い入れがあったりするのだ。


久しぶりに味わえた!

風、風、風!

外の空気が車内に舞い込む。きっもちいいー(^^)

トタタタタタタタタタタタ・・・・

ああ、レールの上を走っているよ〜北海道の地を〜(笑)

・・・と感激していたのは僕だけかもしれなかったが(笑)、久しぶりに胸がときめいた。けっきょくこれなんだよなぁ、僕の求めていたものって。時代錯誤は十分承知。

(だから、今のうちに味わっておかなければなぁ・・・)

おっ、相席の人も、外の風にあたりながら、何となく気持ちよさそうな表情をしているぞ(^^)。さらに手の先を少しだけ窓の外に出して、ヒラヒラさせているぞ(笑)。停まっているときは暑かったからなぁ。
・・・それにしてもいいなー、窓側で(^^;)。ついそう思ってしまう僕って、中身だけは子供だなーというかやっぱり変人かなー。でも表情は平静を装っているから、誰もそんなことを考えているなんて思わないだろうなー(笑)。

再び顔を拭きたくなり、いわきで買ったウェットティッシュに、少量のスペシャル水(怪しい・・^^;)を吹き付ける。これにはアルコールが含まれているため脱脂作用があり、皮脂が取れてさっぱりするのだ。

検札が回ってきて、青春18キップ2日目の欄に入鉄してもらう。案内放送が、午前1時までであることを告げる。はたして苫小牧で下りることが出来るだろうか?出来なくても別によい。そのまま札幌から乗り継いで、別のところへゆくまでだ。

自分でもハッキリとした理由が解らないのだが、予め綿密に予定を立てておきたくないような気持ちが、なぜか心のどこかにあるのだ。もちろん、ある程度の青書きというか、パターンは考えているつもりなんだけど・・。